2006-09-25 [長年日記]

読書記録 大西科学「ジョン平とぼくと」

読み終わった。

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読書記録 京極夏彦「陰摩羅鬼の瑕」

読み終わった。

前作、塗仏の宴ではそれ以前の作からの登場人物が多すぎて、消化不良を起こしたような気分だった。今回も引き続きの登場人物はいるのだけど、それほど多くもなくそこは理解して読めた。

トリックというか、オチは話の構造を認識していることもあって、すぐにわかった。それはそれで構わないのだけど、衒学的な語りの部分の長さが気になった。いつも長いは長いのだけど、今回はその語りが話の真相に収斂する感じが足りないような気がした。これはさきにオチが読めてしまったのが関係しているかも。

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ぷよぷよ

僕がはじめて買ったファミコンゲームは「ぷよぷよ」である。ぷよぷよの説明はここに詳しいが(詳しすぎるよ!)、このうちの旧ぷよのファミコンカートリッジ版だ。このバージョンでは落下してくるキャラクタをぷよから人型に変更することができた。ぷよはつなげるとくっつくが、人型にすると、手をつないだり、肩車をしたりする。僕はこのモードにしてプレイするのが好きだった。

その後、新ぷよを経て、ぷよぷよ通が出た時点でぷよぷよは完成してしまった。もちろん、完成したというのは悪いことではないけれど、完成したものはいずれ衰退の道を辿るのは世の常で、それ以降ぷよぷよ通を超えるものはでてこなかった。

そもそも、パズルゲームの寿命は短い。完成するまでが短いといってもいい。テトリスは最初からテトリスとして完成している。これはパズルゲームの本質がルールであることを示している。ルールが変わればそれは別のゲームになる。ルールはシンプルであればあるほどよい。世界規模で見て野球がサッカーほど普及しないのも、麻雀が将棋に比べるとマイナーなのもルールが複雑だからだ。手以外でゴールにボールを押し込む。移動力が攻撃力で、王を取ったら勝ち。説明は箇条書きでせいぜい二つ。必要なのはこのシンプルさだ。

ぷよぷよフィーバーがあまり流行らなかった通以降に輪をかけてダメなのはここにある。フィーバーモードの存在だ。さっきのページを見たけれど、よくわからない。もちろんプレイしたこともあるけれど、よくわからなかった。

とにかく、ぷよぷよはぷよ通で完成している。いろいろやるのはいいけれど、たぶん、そういうことじゃないってのは気づくべきだと思う。

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