2006-09-22 [長年日記]
繊細な、ナイーブな
日本語で「ナイーブ」というと繊細とか、そういういい意味で使われることが多いけれど、プログラミングの世界だと、naive algorithmという言葉が指し示すようにあまり良い意味ではない。
どういう意味でよくないかというのは説明が難しい(ただ単純にダメなというのともニュアンスが違う)のだけど、「あまりにも繊細なものだから、息吹きかけてもやばいわけ。」というこの「繊細さ」が一番当を得た表現だと思う。だから女の人が「君ってナイーブだよね」って言われても、発言者がマの人だったらちょっと考えたほうがいい。多分ほめ言葉じゃない(普通に受け取ってもほめ言葉じゃないような気がしてきたけどまあいいや)。
他に「ユニーク」という言葉も、一般人とはだいぶつかい方が違う。普通の人は多分面白いとか、そういうニュアンスで使うけれど、マの人だとまず真っ先に「一意の」という意味を思い浮かべる。ユニークIDは面白いIDではない。だから「君ってユニークだよね」って言われても、発言者がマの人だったらちょっと考えたほうがいい。面白いよって言ってるだけかもしれないけど、もしかしたら「君は僕にとって唯一の人だ」と迂遠な告白をしようとしているのかもしれない。そんなことあるわけないような気がしてきたけどまあいいや。
神戸タワー?
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どんな言葉でも表裏一体の意味を持っていると思うです。<br>ナイーブにしてみれば,物に例えるなら『ガラス』,『繊細』⇔『扱いにくい』という感じかな?と思うところですが。