2004-07-19 [長年日記]

キャプテンシステム

上記の説明ではなかなかイメージがつかめないだろうし、実際覚えていない人の方が多いと思う。公共の施設の入り口なんかにぽつんと置いてあって、銀行のATMのような画面で、天気を調べることができたりした。というと中には思い出してくれる人もいるんじゃないだろうか。そしてこれは、当時中学生だった僕の思い出でもある。

そのとき何故、鹿児島市内まで出てきていたのかはさっぱり覚えていない。映画を観にきたといったあたりが妥当な線だとは思うのだけど、そういう記憶もない。覚えているのは、それが鹿児島市内だったということと、当時付き合っていた彼女が一緒にいたということ、そして彼女がO型だったということだけである。

さっきも書いたとおり、何をするために行ったのかは全然覚えていないのだけど、とにかく何処かに行って、そこにおいてあったキャプテンシステムの端末を操作したのだった。

どんなコンテンツがあったかも定かではないのだけど(天気予報はあった、と思う)、確かにあったものの一つに血液型による相性診断があった。それはお互いの血液型を入力して、相性をパーセンテージで表したものとメッセージとを表示する他愛もないコンテンツだったのだけど、二人ともO型を入力したその結果、20%ぐらいの当時の僕としてはコメントに困るような、あまり良くない結果が表示されたのだった。

結局キャプテンシステムは諸々の事情からサービス停止の憂き目に遭ったわけだけど、僕の中では、O型どうしは相性が悪いという世間一般の評価を知らしめてくれたシステムとしてのみ記憶の片隅に残っている。