2006-04-03 [長年日記]
エウレカセブン 最終回
「変わらなくていい君」の物語なのかなと思った。
第26話で、エウレカは「レントンだから変われたの」と言っていたけど、そのあとの、タルホの妊娠や子供たちとレントンの成長、サクヤとの関わりあいで、本質的に異なるものであることが示されている。羽が生えるというのが最後のダメ押しだろう。代替の指令クラスターにすることも想定されていたエウレカの対の存在としてのアネモネが、(作られたものであり、まがい物であるが故に)元に戻ることができた*1、つまり人と同質のものになったことと対称的だと思う。
その上で、レントンはエウレカと一緒にいることを選ぶのだけど、それがレントンの「変化」なのかといわれると、それもちょっと違うような気がする。紆余曲折はあったけれど、最初から最後までエウレカLOVEな感じだし。
結論としては、アネモネはいいツンデレだったということで。
*1 最終話では、コーラリアンであることを示す瞳の紫のラインが消えていた