2000-09-18 [長年日記]
字幕と吹替え
前にも書いたとおり、あまり映画は見ないのだがビデオで洋画を借りるとすれば私は字幕より吹替えを選ぶ。自称映画好きのT君は字幕じゃなきゃだめという。
彼曰く「雰囲気台無しじゃん。」らしい(じゃんといったかどうかは定かではないし正確にこう言ったかはあれだが、そういうニュアンスのことを言っていた)。
ここで私が素直に同意できないのにはちゃんとした理由がある。吹替え版を見た後に字幕版を見ればよく分かるのだが、聞くという行為と読む行為にはそのスピードに大きな開きがあるために(もちろん聞いたほうが理解が速い)字幕の情報量はもともとの台詞のそれとは比べるべくもなく減少する。その点吹替えであれば、厳密な意味では一緒ではないが同じ程度の情報を得ることができる。細かなニュアンスをつかむことができるのだ。
もちろん英語の能力があれば、英語を聞けばいいのだが大概の日本人にそれほどの英語力を期待するほうが間違っているだろう。
もしかすると彼は映画の雰囲気を楽しむことだけを目的にしているのかもしれない。とすれば、彼の言い分は正しいわけだ。
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