2000-07-09 [長年日記]
金曜日の夜から土曜日の朝にかけて台風が通過した。こんなこと言うとあれかもしれないが思ったよりあっけなかった。起きたときには通りすぎていたというのもあるが。
鹿児島はよく台風がくるが、4年ほど前のある台風は特に強かった覚えがある。30mほどの送電用の鉄塔が倒れるぐらいだから、実際相当強かったのだろう。それから2,3日は市のほぼ全域が停電となっていた。台風の次の日はバイトがあり、店長の「一応来て」の一言に、仕方なしにバイト先まで行ったのだが、当然電気が来ておらず店もあけられない。そりゃそうだ、電器屋に電気が来てなきゃどうしようもない。
ということで開店は中止になったのだが、決断したのが昼の12時過ぎだったので、とりあえず昼食にすることにした。しかし、市内中停電である。やってる店はあるのか?という疑問もなくはなかったが、コンビニならやってるだろうということで行ってみると確かにやっている。ただし、店内はろうそくで明りを取り、レジも動かないので電卓とノートで頑張っている。さすがコンビニ。
これは後で聞いた情報なのだが、あの大停電でほとんどの店が営業していない中でコンビニ以外に営業していた店があったらしい。それは駅前のゲーセンである。
なんせ発電機を動かして営業しているぐらいだから相当な根性である。だが、「そこまでして営業しなくても」と思ったのは私だけではないだろう。