2001-10-29 [長年日記]
今、東京流通センターにいる。情報処理技術者試験を受けにきたのだ。今は昼休みで、もうあと1時間足らずで午後Iの試験が始まるのだが、午前の試験が免除だったためこんな時間にきて勉強もせずにこんなものを書いているわけだ。
今回の試験は、「アプリケーションエンジニア」である。ソフトウェア技術者(旧1種)もアレな名前だが、さらに訳のわからない資格名になっている。これが高度たる所以だろうか。ということであと40分ぐらいで試験が始まるのだが、私はもともとネットワークスペシャリストを受けるつもりだった(受験申し込みを人に頼んだのが間違いだった)ので、未だに試験内容がわからないのである。
午後の部は、午後Iと午後IIに分かれていて午後Iは筆記試験、午後IIは小論文になっている。アプリケーションで小論文だ。何を書けというのだ。旧通産省は何を考えているのだ。あと30分ほどで試験が始まる。 それにしてもここの会場は広い。ひとつの大部屋が4つに区分されていて、それぞれが120×3になっている。この会場だけで、約1400人いるわけだ。合格率は前のデータがないのでわからないが、5%前後だろう。とすると、この部屋の中からは70人程度受かるわけだ。なんだ結構多いじゃないか。そろそろ試験が始まりそうなのでここで終わる。
今、東京駅にいる。午後IIの試験を途中で抜けて、秋葉原経由で(経由じゃないけど)茨城への高速バスを待ってるいるのだ。午後Iの問題はそれなりに解けたのだが、午後IIの小論文がやはり鬼門だった。書く内容が実務経験を前提としたものだったのだ。受験申し込みの資料に書いてあったのかもしれないが、もともと受ける気がなかったのにそんなこと知るわけないのだ。
問題は、3つのテーマからの選択になっている。ちょうどここに午後IIの問題があるので、引用する。
- 問1 Webアプリケーションシステムにおけるユーザインタフェース設計について
- 問2 セキュリティ対策としてのアクセスコントロール設計について
- 問3 稼動中のシステムの保守作業について
はっきりいって、どれもやったことなんかないのだ。設問の内容についても書こう。設問は3つあって、1問目がシステムの概要、2問目が設計上の工夫点や考慮した点について。最後がそれに対する自分の評価及び改善点である。
問題としてこれは本当に正しい姿なのだろうか。自分で携わったシステムについて先程の設問程度のことを書けないのはかなりどうかしている(文章力の問題もあるけれど)。逆に、自分で携わったシステムについてこの程度のことを書いてもどうということはないと思うのだよ。
今は、寮の部屋でこれを書いているわけだが。実のところ、かなり悔しかった。いや、別に実務経験がないぜチキショーという話じゃなくて、あの程度のことをでっち上げで書けなかったのが悔しいのだ。雑文書きへの道のりはかくも遠い。