2014-04-04 [長年日記]

独自ドメインへのメールをGmailで受信する

独自ドメインでのメールアドレスを使えるようにしたけど、毎回ログインしてメールチェックをするのはさすがに面倒だなーということで、Gmail経由で送受信することにした。

Gmailではplaintextによる認証にのみ対応しているのだけど、パスワードを平文で流すのはさすがにアレなので、SSLで接続することに。また、自己証明書による接続はGmailにより制限されているので、StartSSLで取得した証明書を使用する。

POP3/IMAPのサーバーはdovecotがいいらしいので、これをインストール。postfixと連携するために、dovecot-postfixもいれておく。

$apt-get install dovecot-core dovecot-postfix

/etc/postfix/main.cfにdovecotの証明書、認証サービスを使用する設定が書き込まれるので適当に変更。また、外部からの接続時にSSLを確立してからのみ認証を受け付けるように設定。

$echo "smtpd_tls_auth_only = yes" >> /etc/postfix/main.cf

次にdovecotの設定。これも結果的には、証明書のパスを変更したくらい。ユーザの認証はPAM経由(/etc/pam.d/dovecot)で行われるので必要に応じて変更。dovecotの設定を追いかけるとconf.d/以下のファイルが多くてイーッとなるので、

$dovecot -n

で、最終的な設定を確認するといい。

最後にGmail側で送受信の設定を行う。送信側はメールによる確認作業が必要なので、まずは受信側から。SSLを使用するにチェックを入れ、ユーザ名など、必要な項目を埋めていく。ポート番号は995。エラーが出たり出なかったりするので、メッセージにしたがって設定を見直す。送信側もほぼ一緒。送信元として設定したアドレスにメールが届くのでコードを入力するか、URLを開けばOK。これでGmail以外のアドレスでメールを送受信できるようになる。

ただ、POP3で受信する関係上、受信間隔はGmail任せで、1時間ほど間隔が空くこともある感じ。現状はlogwatchの結果が送られてくるぐらいなので問題ないけど、携帯メールの代わりに使うなら10分位のラグで使いたいところ。Android端末であれば、IMAPで受信のみ確認、Gmailで送受信というのもありかもしれない。

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