2003-08-26 [長年日記]

先週の金曜日は、会社全体の飲み会というか立食パーティーみたいな感じだったのです。場所はそこそこ有名なホテルで料理もおいしかったのでまあよかったのですが、問題はそういう話ではないのです。

だいぶ前にも書いたと思うのですが、会社が合併したというのとずっと外に出ているのとで周りは知らない人だらけなわけです。同期の人間も探し回ったのですが生憎と数人しか見つからず、しかもそんなに仲がいい相手でもなかったので適当に挨拶をして、あとは今一緒に仕事をしている人たちと話しながら飲んでいたのです。

しかし、今一緒に仕事をしている人たちも元は合併した相手の会社だったということもあって挨拶をしてくる人たちともさっぱり面識がないのです。私はこう見えても(見えないって)人見知りが激しい方なのですが、そこはそれ真っ当な社会人としてはそれなりに挨拶をする必要があるのです。

そんなこんなで適当に受け流ししていたのですが、ある人がきたときに一緒に仕事をしている人がその人が同郷であることを教えてくれたので、いろいろと話をしていたのです。そのなかで、なんと出身の学校まで一緒な事が判明したのです。んで、「じゃあほんとに先輩ですねー」と発言したのがよくありませんでした。「多分違いますよー」といわれて話を聞くと、彼女の方がいっこ下でいっこ上に同じ学校の人(つまり私)がいることは知っていたらしいのです。

ここで話が終れば私が失礼な奴ということで一件落着なのですが、それだけでは終らないのです。あー、ごめんよーと思いつつさらに高専話をしていたのですが、そのときに学科は何だったのかをきいたのです。某高専では学科毎に学科の「色」が決まっているので、学科をきいてちょっと考えて(もう忘れかけている)「じゃあ青ですねー」といったのですが、それに答えて曰く「赤ですねー」。っておい。あってるけど。私はまだ学科が何だったかなんていった覚えはないのです。

そのあとは、帰郷したかなんていうたあいもない話をしていたのですが、内心気が気ではありませんでした。こういう「女の子ネットワーク」は侮れません。学科が何というある意味どうでもいい情報が伝わっている以上、他にも情報を握られていると考えて問題ないでしょう。あることないことどころか、あることだけを伝えられても困ってしまう身分としては非常に心許ない気分です。

現代における戦争では情報戦が大きな意味をもつといいます。そういう意味では既に大きな戦力差をつけられているといってもいいでしょう。なんせ、私は相手の名前すら知らないのですから。

まあ上の話はおいておくにしても、そのあとの抽選会で個人的に因縁のある人が一等を当てて荒れたり(私は狭量な人間なのだ)、その勢いで二次会の店で真面目に議論してしまったり、その場の流れで三次会までいってしまったりして飲みすぎたので、土曜日はもうぐったりだったのだ。すまぬ>関係者各位。

土曜日に飲まなかったのはもう一つ理由があって、日曜日の天気予報が晴れということもあって、久しぶりに写真を撮りに行こうと思い立ったのである。朝の十時前に出発して昼過ぎに三浦半島の南端、城ヶ島に到着。灯台があるというのでいったのだけど、これがまたしょぼい。次にハイキングコースがあるというのでそこをいったのだけど、これが海岸線をずっと歩く感じでジーパンをはいて歩いている姿はかなり場違いな様子。つか俺も泳ぎたかったよ。結局島の周りをぐるっと七割ほど歩いて、最後は半島と島とを結ぶ橋を徒歩で渡ってそこからバスに乗ってかえった。実質三時間ぐらいしかいなかったのだけど、結構いい色になりますた。今週末はあまり天気もよくなさそうなので、夏ももう終わりという感じ。短かったなあ。