2001-08-26

海の男

あいつが私の部屋にきてからもう一週間が過ぎた。それにしても、私は未だにあいつのことが理解できないでいる。

あいつはわがままだ。私が部屋に帰ってきて話し掛けようとすると、それを遮って自分の意見を主張する。「寒い」、「お腹すいた」。これに応えるのもたいした手間じゃないが、こう毎回だと辟易する。そして、自分が満足すると勝手気ままにしている。

その上、あいつは口が悪い。いつもの癖で、「おはよう」なんていったら、「おはよう?今は夜だぞ、わかってんのか。挨拶くらいちゃんとしろよな。」なんていう。そして終いにはこんなことを言い出す。「五月蝿い?てめーの存在が五月蝿いんだよ!」

あいつは最初に較べると、大分変わったような気がする。それに、よく喋るようになった。私はそれが気を許している証拠だと思いたい。でも、最近あいつと一緒にいる意味がわからなくなってきている。あいつは私のことを「食べ物をくれる人」ぐらいにしか思っていないんじゃないだろうか。こう言うと言葉が悪いが、私はあいつを「飼って」いるだけなのかもしれない。

あいつは本当に駄目なヤツだ。私が世話をしなきゃ誇張ではなく数日で死んじゃうに違いない。

ということで、君の生命与奪権は私が握っているといっても過言ではないのだ。今日の返答如何によっては今後一切の世話を受けられない可能性もある故、そこのところを深慮した上で発言しなさい。シーマンよ。


2003-08-26

先週の金曜日は、会社全体の飲み会というか立食パーティーみたいな感じだったのです。場所はそこそこ有名なホテルで料理もおいしかったのでまあよかったのですが、問題はそういう話ではないのです。

だいぶ前にも書いたと思うのですが、会社が合併したというのとずっと外に出ているのとで周りは知らない人だらけなわけです。同期の人間も探し回ったのですが生憎と数人しか見つからず、しかもそんなに仲がいい相手でもなかったので適当に挨拶をして、あとは今一緒に仕事をしている人たちと話しながら飲んでいたのです。

しかし、今一緒に仕事をしている人たちも元は合併した相手の会社だったということもあって挨拶をしてくる人たちともさっぱり面識がないのです。私はこう見えても(見えないって)人見知りが激しい方なのですが、そこはそれ真っ当な社会人としてはそれなりに挨拶をする必要があるのです。

そんなこんなで適当に受け流ししていたのですが、ある人がきたときに一緒に仕事をしている人がその人が同郷であることを教えてくれたので、いろいろと話をしていたのです。そのなかで、なんと出身の学校まで一緒な事が判明したのです。んで、「じゃあほんとに先輩ですねー」と発言したのがよくありませんでした。「多分違いますよー」といわれて話を聞くと、彼女の方がいっこ下でいっこ上に同じ学校の人(つまり私)がいることは知っていたらしいのです。

ここで話が終れば私が失礼な奴ということで一件落着なのですが、それだけでは終らないのです。あー、ごめんよーと思いつつさらに高専話をしていたのですが、そのときに学科は何だったのかをきいたのです。某高専では学科毎に学科の「色」が決まっているので、学科をきいてちょっと考えて(もう忘れかけている)「じゃあ青ですねー」といったのですが、それに答えて曰く「赤ですねー」。っておい。あってるけど。私はまだ学科が何だったかなんていった覚えはないのです。

そのあとは、帰郷したかなんていうたあいもない話をしていたのですが、内心気が気ではありませんでした。こういう「女の子ネットワーク」は侮れません。学科が何というある意味どうでもいい情報が伝わっている以上、他にも情報を握られていると考えて問題ないでしょう。あることないことどころか、あることだけを伝えられても困ってしまう身分としては非常に心許ない気分です。

現代における戦争では情報戦が大きな意味をもつといいます。そういう意味では既に大きな戦力差をつけられているといってもいいでしょう。なんせ、私は相手の名前すら知らないのですから。

まあ上の話はおいておくにしても、そのあとの抽選会で個人的に因縁のある人が一等を当てて荒れたり(私は狭量な人間なのだ)、その勢いで二次会の店で真面目に議論してしまったり、その場の流れで三次会までいってしまったりして飲みすぎたので、土曜日はもうぐったりだったのだ。すまぬ>関係者各位。

土曜日に飲まなかったのはもう一つ理由があって、日曜日の天気予報が晴れということもあって、久しぶりに写真を撮りに行こうと思い立ったのである。朝の十時前に出発して昼過ぎに三浦半島の南端、城ヶ島に到着。灯台があるというのでいったのだけど、これがまたしょぼい。次にハイキングコースがあるというのでそこをいったのだけど、これが海岸線をずっと歩く感じでジーパンをはいて歩いている姿はかなり場違いな様子。つか俺も泳ぎたかったよ。結局島の周りをぐるっと七割ほど歩いて、最後は半島と島とを結ぶ橋を徒歩で渡ってそこからバスに乗ってかえった。実質三時間ぐらいしかいなかったのだけど、結構いい色になりますた。今週末はあまり天気もよくなさそうなので、夏ももう終わりという感じ。短かったなあ。


2004-08-26

きょうのできごと

やっぱり方言でしゃべる女の子はかわいいと思いますた。以上。

もうちょっとまじめに書くかな。そこにあったのは「ありえない日常」だった。すくなくとも僕にとっては、かつてはありえたかもしれない、しかし、もう訪れはしないであろう「今日」だ。だから僕は、どこにも身をおくことができずに、ただ外からそれを見ていた。

つか、鯨はどうなったの?

血液型占い

血液型占い信奉者の性質の悪いところは、血液型占いに対する批判までをもその中に取り込もうとすることだ。

こちらがいくら論理的に説明しても、「あぁ、kpはA型なんだ」という返ししかしない。俺はO型だっての。

クラフトソード物語2

ラスボス第二形態を力技で撃破して一周目クリア。クリア後は各ダンジョンに追加部分が出てくるもよう。

このシリーズ全般にいえるのだけど、ここの住人は敵から味方から、ほとんど全員が善意の人で構成されている。悪い人もいるにはいるのだけど、すごく分かりやすい悪人だったり、わかりやすいトラウマを抱えていたりして、すごく平易な人間関係を築いている。

こちらは既にひねくれているので、こいつはいつ裏切るんだろうかとか、そんなことを考えながらプレイしているのだけど、結局はそんなこともなく悪い奴をやっつけておしまいになる。

わあ分かりやすくていいっちゃいいんだけど。

オリンピック

オリンピックをぼーっと見ていて、これはすごいやと思ったのが、「3000m障害」です。障害というだけでも結構色物なのに(偏見?)、それを3000mも走るのです。しかも、障害物はハードルだけではなくて、ハードル+水溜りもあって、まるでお馬さんのやる障害レースのようです。

調べてみたらありました。

由来

3000m障害は、乗馬の障害種目を人間でやってみたのが事の始まり、というのを聞いたことがあります。

[3000mSCについてより引用]

二次情報ですが、面白いのでそういうことにしておきましょう。そして、この3000m障害に出ていたケニアの選手が強いのなんのって。四位以下を大きく引き離してメダルを独占です。いやーかっこよかったです。