2003-07-10 [長年日記]
乙一「平面いぬ」、殊能将之「はさみ男」他色々読了。「平面いぬ」は表題作を含む四篇の短編集で、その中の一編の「石の目」を表題とした単行本からの改題ということらしいけど、「石の目」以外は全然覚えていない。何だか得した気分。いや本当に読んでないのかも知らんけど。乙一の作品を「せつなさ」という言葉でカテゴライズしてしまう向きもあるけれど、それは微妙に違うと思う。確かに「切ない」作品も多いけれど、その範疇に収まりきるものではない。どこかで誰かが言っていたけど、乙一の作品はどのようなカテゴライズも受け付けず、カテゴライズする必要すらなく、ただ単に、乙一というジャンルとして存在すればいいのではないだろうか。
2003-07-14 [長年日記]
徒歩通勤になったことによる唯一の弊害は通勤中に本が読めなくなったことで、週三四冊のペースだったのが全然読まなくなってしまった。もちろんその分の時間はどこかにまわっているはずで、本を読みたきゃその時間で読めばいいのだけど、部屋にいると色々とすることがあってなかなかそうもいかない。まあ今はこれという本がないせいで優先度が低いだけで、読みたい本があれば睡眠時間を削ってでも読むので、かえっていいのかもしれない。
2003-07-21 [長年日記]
金曜日は会社の人と、日曜日は会社の同期&元同期と飲み。これで金曜日は六月末から四週連続、日曜日は七月頭から三週連続を達成。はっきりいって飲みすぎです。もうだめぽです。といいつつも今週の水曜日も歓迎会で強制参加なわけですが。
日曜日は飲み会の前に数人でビリヤードをしに行ったのだけど、その待ち時間でやったダーツが意外にも面白かった。始めのうちは力加減がわからなくて文字通り的外れな方向に飛んでいたのだけど、そのうち安定してきて狙えば当たらないこともないぐらいにはなった。2ゲーム目以降はSPLATというのをやったのだけど、これが単純に高い点数を取れば良いわけではなくて、点数の低いところ、つまり当てやすいところを狙う意味があるので初心者同士でやってもそこそこゲームになると思う。実際初めてやったのに一勝したし。
飲み会は、もともと幹事というか仕切りの人が決めた店があってそこに行ったのだけど、これがまたこじゃれたところで入るのに躊躇するほど。食べ物は結構なお値段で上品な量しか出てこないし、飲み物もワインがお勧めらしく、結局最後までワインで押し切られぎみ。いやすごく美味しかったけども、少なくとも同期会でくるような場所ではないと思う。
個人的には全然飲み足らなかったのだけど、主催者の意向によりそのあとはカラオケに移動。人前では歌わないことを再び心に誓う。でも今週の飲み会の二次会もカラオケらしいんだよなあ。しかものりで歌いまくりですよとか言っちゃったしなあ。