2002-11-16 [長年日記]

「読むことを前提とせずに書かれる文章などはこの世にあり得ないのだ」というのは京極堂の言であるが、読者として想定していない人というのがあるもの確かで、まあ有体にいえば読んで欲しくない人、というかサイトの存在を知られたくない相手もいるということである。もちろんこういう公の場に晒している以上誰にでも読む権利はあるのであって、それに難癖をつけても仕様の無い事である。仕様の無い事ではあるが、それでは話が終ってしまうので敢えてここで書いておこうとそういう次第である。

対人関係の一番大きな区切りは、知人であるか否かであるが、この区切りでサイトを教えるかどうかを決めている人も多い。つまり知人に対しては一切教えないタイプである。それでは誰に教えるかというと、他人しかいないわけであるが登録制の検索サイトに登録するなどというのがまあ他人に教えることになるだろう。私の場合はそうではなく、知人の中でも友達と思われる人には教えていて、訪問者のほとんどがそういう人であろうと考えている。

では誰に教えないか、若しくは教えたくはないかというと筆頭はやはり親兄弟である。もうこれは内容に関らず、絶対に見せたくはない。理由はない。次はやはり会社の人である。ほんの少しではあるが会社のことも書いているし、やっぱりそうだったのかと思われるか、見る目が変わるのかどうか分からないが、積極的に晒そうとは思わない。

結局のところ何が言いたいかというと、休みの連絡をするのにメールを送ったのだが、迂闊にもシグネチャにここのアドレスを書いたままだったのだ。あー、どうしよう。「一昨日のメールを即刻削除せよ」というのも変だし、このためだけに移転する気力もないし。ということで、○○さんみてますかー?会社の他の人には晒さないでねー。まじでお願いします。風邪はまだ治りません。看病してください(笑)。

そういえば一つ忘れていた。恋愛感情を持っている相手にも知られたくない。なんとなく。ということで二重の意味で失敗しなたような気がする。そして、もちろんこの文章も読まれることを前提として書かれている。

(笑)は便利である。ということを実感する今日この頃。