2012-01-12 [長年日記]

macで写真を管理するにあたっていろいろやってみた

けど、結局Windowsでの方法とほとんど一緒になった話。

前提条件としては、

  • アカウント移行ツールでPictures以下にデジカメの機種名\撮影日時\という形式で各フォルダに写真が保持されている
  • 現在メインで使用しているのはNikon P6000
  • iPhone3GSでもたまに撮るけど、こちらは適当でいい
  • Holux M241でGPSのログをとってJPEGにExifとして位置情報をマージしたい

といった感じ。

まずは何も考えずにP6000をUSBで接続したところ、iPhotoが立ち上がりPictures\P6000以下の既存のファイルとの差分*1で取り込みする旨が表示されたのでそのまま実行。iPhotoエラい。

次に位置情報をExifにマージしようということで、Holux M241のドライバをここからダウンロードしてインストール、GPSBabelもダウンロードしてインストール(というかマウントしてアプリケーションフォルダにファイルコピー)。M241をUSB接続してGBSBabelを起動、取り込み元をFileからDeviceにすると、デバイスの種類(M241)、接続先(USB.SLAB_USBtoUART)が選択できるようになる。あとはファイルの形式を選択して実行すればOK。ファイル形式は汎用性がたかそうということでGPXを選択した。

と、ここまではよかったのだけど、GPXからExifに位置情報をかきこむ(ツールを探す)のに苦労した。OSXネイティブのアプリとしてはPhotoLinkerやらMyTrackというのが定番らしいけどどちらも有料(しかも結構高い)で、機能的にオーバースペック気味だったので却下、結局Windowsでも使用していたJpeg GPX Mergerを使用することにした。

Jpeg GPX Merger自体は問題なく起動するのだけど、写真が格納されているであろうPictures\iPhoto Libraryの中が参照できない。ぐぐってみたところiPhoto11以降?ではパッケージ形式になっていて内部構造は基本的に隠蔽されている、ということらしい。ネイティブアプリであれば参照できるのだろうけど、普通のファイルアクセスでは参照できないということで一応納得し、サーバー、Androidとのファイル同期(そのうちやる)のことも考慮してひとまずiPhoto Libraryは使わない方向で考えることにした。iPhotoエラいけどちょっと扱いづらい。

iPhoto Library内にある写真を実ファイルとして取り出すには、iPhotoで写真を選択して切り取り(もしくはコピー)、Finderで貼付けをする。試しに、Pictures\以下の適当なフォルダにカット&ペーストしたら一旦iPhotoから写真が消えて、直後に表示された。Pictures以下のファイルの読み書きを常に監視している様子。ということでPictures以下のどこかにファイルとしておいておけばiPhotoをビュワーとして使用するぶんには問題なさそう。実ファイルとしてアクセスできるようになったので、Jpeg GPX Mergerも問題なく動作した。

あとは適当なフォルダに撮影日時毎にフォルダ分けしてデジカメから取り込みを行なってくれるアプリだけど、これも結局Windowsで使用していたNikon Transferを使用することにした。現在はNikon Transfer 2としてNikon ViewNX 2に統合されているらしいので、ここから最新版をダウンロードしてインストール。相変わらずUIはしょっぱいけど、所望の動作は確認できた。iPhotoの環境設定でデジカメ接続時に起動するアプリをNikon Transfer 2とすることもできる。

Tags: OSX

*1 以前からPCにファイルコピーしてもデジカメ側にファイルを残す設定にしてあったため、同じファイルがPC側とデジカメ側に存在する