2003-07-10 [長年日記]

乙一「平面いぬ」、殊能将之「はさみ男」他色々読了。「平面いぬ」は表題作を含む四篇の短編集で、その中の一編の「石の目」を表題とした単行本からの改題ということらしいけど、「石の目」以外は全然覚えていない。何だか得した気分。いや本当に読んでないのかも知らんけど。乙一の作品を「せつなさ」という言葉でカテゴライズしてしまう向きもあるけれど、それは微妙に違うと思う。確かに「切ない」作品も多いけれど、その範疇に収まりきるものではない。どこかで誰かが言っていたけど、乙一の作品はどのようなカテゴライズも受け付けず、カテゴライズする必要すらなく、ただ単に、乙一というジャンルとして存在すればいいのではないだろうか。

会社の机の上に卓上のカレンダーが置いてあって、飲んだ日とこれから飲む予定の日に丸がついているのだけど、これがなんだか様子がおかしい。7月だけで六つも丸がある。さらに先月は、毎週末金土のどちらかに必ず飲んでいる。新年度で自分も含めて人の入れ替わりがあったのでしようがないと言えばそうなのだけど。、これでも二件は断ったのだ。ちょっと回数を減らさんとなあ。