2002-04-10 [長年日記]

バックアップは定期的に

  • 形在るものはいつか壊れる。
  • 形無きものもいつか失われる。
  • 物事の大切さに気付くのは常にそれが失われた時である。

ということで、先週末はパソコンの復旧作業をおこなったのである。ハードディスクまで逝っちまったと思ってかなり焦ったのだけど、結局死亡したのはマザーボードだけだった。そもそも何故こんなことになったかというと、ヘッドフォンから音が聞こえなくて筐体を開いてみたら前面への引き出しケーブルの挿し方が間違っていてこんちきしょうと直したのはいいのだけどそのときにマザーボードにささっている電源ケーブルが半挿し状態になってしまったわけでその原因はやはり安物の電源であるからして完全に挿しても引っかかりがないからであってまたこの電源が五月蝿くてたまらないのだがそれはそれ五千円しかしないケースに付いていた電源である故しようのないことであり安物のケースを買った私が悪いのである。ごめんなさい。

普段はパソコンのパーツ類は店まで行って物を見てから購入するのだが、今回は緊急事態ということで通販で注文したのはいいのだが、マザーボードだけ先に届いてしまった。俺にどうしろというのだ。仕方がないので、ハードディスク以外のパーツを組むことにした。中々怪しげなボードを頼んでしまったと思ったのだが、メモリの1スロットあたりの容量が最大512MByteであるし、USBのポートも四つもあるし、何といっても基板が赤いのである。シャア専用だ。

ものの三十分程度で組みあがったのだが、如何せんハードディスクがない。いや正確に言うと死んでしまったと思われるハードディスクしかない。ということで駄目もとで死にかけのハードディスクを積んでみると動くではないか。死んだふりだったのか。そもそも何故ハードディスクが死んでしまわれたと判断したかというと、壊れたマザーボードでは認識すらしなくなったもんだからサブマシンに繋いで立ち上げてみたら認識はするけれど立ち上がらなかったからで今考えるとサブマシンゆえにマシンパワーが低く立ち上がりも遅いのだけど待ちきれなくて死んだと判断したわけだ。つまり私が悪いのである。ごめんなさい。

ハードディスクが生きていることが分かったのはよいのだけど、どうにも不安定な状態になってフルカラー表示すらできない状態になってしまっていた。ただ、CD-Rのライターは普通に動くようなので、バックアップを取ってから総て入れ直そうと思い立ったのである。再インストールすること百有余年、もかかったら大変であるのでOSの再インストールを数時間で済ませ、ドライバのインストールを始めたのだがグラフィックボードのドライバを入れて再起動したらいきなりブルースクリーンになりやがるのである。もう最低である。いい加減にして。えーい、チョップ。とチョップするわけにも行かないので、WindowsXPを入れることにした。以前に買ったのだが、一回入れて消してそのままにしておいたのだ。

インストールも登録もつつがなく終了して現在に至るわけだが、そこそこ安定して動いているようだ。バックアップデータももとに戻して、いつもの環境を整えた頃にそれはやってきた。今更どうしろというのだ、60GByteのハードディスクを。