2000-02-22 [長年日記]
北風小僧の三太郎
久しぶりに風邪をひいてしまいました。ここ5年ほどひいていなかったのですが、毎日氷点下という未知の環境により体が参ってしまったようです。その5年前の風邪の時には、寮生活をしていたため看病をしてくれる人もいなくて、ずいぶん大変だったような記憶があります。というよりも、一部強烈な記憶として脳裏に刻まれています。
その日、風邪で寝込んでいた私は夜中トイレに行こうと思ったのです。で、ふらふらしながらもベッドから出てトイレに向かったのですが、ふと気付くと廊下に倒れているんですよ。自分が。
廊下の床の冷たさで目が覚め、「そういえば何か大きな音がしたような気がするけど、それって自分の倒れた音だったんだぁ〜。こんなにひどいのね。俺。」と、朦朧とした頭でそれなりに冷静に考えつつ本来の目的を思い出したのです。
が、時すでに遅く、私は目的の変更を余儀なくされました。トイレから洗濯に…。まず水道で適当に水洗いし、洗濯機に放り込もうとしたのですが日付が変わっていたためにトイレのすぐそばの洗濯機は使えず(ここの寮は、12時を過ぎると電気が落とされるのです)、冬の寒空の下外の洗濯場まで行って洗濯機に放り込み、敗北感でいっぱいになった胸を静めつつ寝たのでした。
風邪が悪化したのは言うまでもありません。