2001-11-08

今、羽田空港にいるのである。最近、同じような書き出しが多いような気がしないでもないがそれは置いておこう。これから鹿児島に帰るのだが、周りからは既に鹿児島弁が聞こえ始めている。「のんかた」なんて久々に聞いたなり。

テロの影響で、手荷物の検査が厳重になっていた。物々しいなぁと思いつつゲートをくぐると財布が反応してしまった。いやいや、この財布は怪しいものではありませぬ。ただ、においがちょっと。あ、くさいから引っかかったのか?

そういえばこのノートパソコン、ついこないだ再インストールしたばっかりでエディタすら入っていなかったのだ。それで今この場でvectorからダウンロードしてきたのだが、羽田空港は屋内にもかかわらず電波の入りがいい。茨城の寮の部屋とは比べ物にならないくらいだ。よって羽田空港の勝ち。

えー、今は西鹿児島なのだが。指宿枕崎線の22:05発指宿行きに乗り遅れてしまったのだ。次は23:05発指宿行きしかないのだ。一時間待ちなのだ。一時間待ちなんてもう本当に久々である。ついてない。

鹿児島といえども11月になると寒いのである。凍え死にそうだ。なんだか眠くなってきた。ねmmmmmmmmm


2004-11-08

心に残る言葉があるのと同様に、いつまでも心に残る沈黙というものもある。いや、残ってしまうというのが正しいのかもしれない。きみがあの時何を言いかけたのか、僕は未だにわからないでいる。

そもそもそんなに近しい間柄ではなくて、僕が帰ってきたときに、みかけたらちょっと立ち話をする程度で、それでも仕事の用事でほんのたまに来るメールは、同い年のよしみもあったのだろう、すごくくだけた感じで、僕はそれが好きだった。

その時も、僕はたまたま帰ってきていて、たまたまきみをみかけて、玄関まで歩いていくついでに世間話をして、めずらしく僕が話を振ったりして、その後ふと訪れた沈黙のあとにきみは何かを言いかけて、やめた。僕は一応問い返してみたのだけれど、きみは「んーん、何でもない」と言ったっきり黙ってしまい、僕は沈黙に耐えかねてほかの話題を振ったりしたのだけど、そのうちに道のりは尽き、きみは「じゃあねー」と軽やかな一言を残して引き返していった。

きみが会社を辞めることを知ったのはそのすぐ後のことだったと思う。僕はそれを同期宛のメーリングリストにきた、いつもどおりのかるい文面のメールで知った。

送別会という名で久々に開かれた同期会で、僕はこの前言いかけたのはこのことだったのかと聞いてみた。するときみは、「うん、この前はなんだか言いそびれた」といかにも歯切れ悪そうに言った。このとき僕は、飲み込まれた言葉は二度と口にされることはないのだろう、とそう思ってしまった。

多分それは僕の勘違いなのだろう。そして、きみが話した事がすべてなのだろうとも思う。だけど、そのときありもしないものの存在を信じてしまった僕は、それが何なのか今でもたまに気になって、そしてきみの事を思い出してしまう。しかし、残念ながら、或いは幸いなことに、それを確かめるすべはもうない。



2010-11-08

ラジアントヒストリア

もう11月ですね。ということでラジアントヒストリア。

正伝、異伝の二つの時間を軸にして時間移動しながら進めていくRPG。正伝と異伝が相互に影響し話がすすむこともあれば、同じ時間軸内で未来からの情報やアイテムを持ち込んむことにより、展望がひらけることもあったりする。時間移動をしながらのフラグ立ては基本的に親切で、わかりにくいところもチャートに点線が生えているので、あまり迷うことはない。

戦闘はそれほど難しくなく、ボス戦で詰まったらメンバーを変えるぐらいでサクサク進めることができる。消費アイテムも敵が落とす分で賄えるし、武器の買い換えの頻度も低いので、金策は必要ない。唯一セーブポイントで回復できるアイテムが高額なのだけど、これも使用しなくてもなんとかなる。

時間移動についてもボリュームの割りにはリソース削減できますよねという感じで手堅くまとまってはいるけどそれほど目新しくはなく、良くも悪くも普通のRPGといったかんじ。DSだし、手軽にやるには(時間はけっこうかかると思うけど)いいんじゃないかな。

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