2018-10-30 [長年日記]

カプコン ベルト アクション コレクション

買ったのはSteam版。収録作品にそれほど思い入れはないんだけど*1パワードギアがコンシューマ初収録ということなので買わないという選択肢はなかった。

実績がそれぞれの作品のクリア(コンテニューあり)だったので、それぞれの作品をひととおりプレイして、現状はパワードギアの設定をゆるくして(難易度はそのまま、初期残機、コンテニュー時残機ともに5、エクステンドが10,000 & 80,000 every)ぼちぼち遊んでいる。

で、思うんだけど、ベルトスクロールアクションはすでに「死んだ」ジャンルなわけじゃないですか(じゃないですか話法)。死んだというと言いすぎかもしれないけどアーケード由来のゲームでシューティングはかろうじて生き残っているのに対し、アーケードでリリースされることは皆無で、最近出たメジャーどころだとコード・オブ・プリンセスがそれっぽいけどライン制だしなーという感じ。

なぜ死んだかの理由は明白で、アーケードで考えると初心者は1コインで最初のボスを倒せるかどうかくらいの難易度設定でいかにも短いのに対し、うまいプレイヤーは1コインクリアしちゃう。入り口が狭い割にはお店としてはインカムが良いわけでもなく、その後流行った対戦格闘と比べるとどうしても分が悪い。

ではベルトスクロールアクションが生き残る場所がどこにある(あった)のかというと、対戦格闘すらコンシューマが先でアーケード版がリリースされたりされなかったりする昨今、アーケードでビデオゲームというのが土台無理な話で、ではコンシューマで頑張ろうということになったときに問題になるのが残機制というゲームシステムそのもので、コンテニュー回数制限というのも今どきじゃないし、かといってコンテニューフリーだとゾンビアタックになるだけなので、比較的多めの体力で、回復アイテムと合わせて緩急をつけ、ステージ毎に引き継がないというのが良さそう。アーケードでもあるものもあるけれど、コンシューマで長く遊んでもらうためには成長要素は必須で、収集要素もあるといいかもしれない。

アクションでオリジナルキャラ、というのもいいけど、入り口としては版権モノか歴史モノがとっつきやすいので、天地を喰らえにならって三国志あたりが著作権フリーで使用できてよさそう。

ベルトスクロールアクションだと奥行きはあるもののその名の通り、ひたすら右に進んでいくだけだけど、今どきのマシンスペックなら上下左右どこにでもいけるというくらいでいいし、そこまでくるといっそのこと3Dでもよさそう。

…なんだ、三國無双じゃないか。

それはともかく、パワードギアからアーマード・コアのラインとかいろいろ考えたけど、本当に顧客(俺)がほしかったゲームはワイドスクリーン化したパワードギアでした。

Tags: ゲーム

*1 収録されていない作品も含めるとAVPが最多プレイ回数だと思う