2003-11-27 [長年日記]

もう11月も終わりかけだけれど、最近マジで忙しいのだ。勘弁してくれ。掲示板の方に、「サラマンダーは云々」と書いたけれど、映画の「サラマンダー」に出てくる巨大生物は、その形からするとワイバーンに近い気がする。ドラゴンはもちっとどっしりとした感じで、もちろん飛ぶことは飛ぶのだけれど、ワイバーンが航空力学的に飛べるのに対し、ドラゴンはマジックパワーで(物理法則無視で)飛んでる感じ。

ものの説明によると、ドラゴンが四本足であるのに大して、ワイバーンは二本足であるらしい。この分類はイギリスにおけるものだけど、映画の舞台自体イギリスであるのでこれで問題ないだろう。これを踏まえて映像をチェックすると、どう見ても二本足にしか見えない。よくよく見てみると、翼竜若しくは鳥のように前脚が飛行用に変化したような造詣になっている。

作成者のコメントとして、"「神秘的で知的な存在」という西洋人が持つドラゴンのイメージを、緻密なVFXで壊したかった"というのがあったのだけど、実はドラゴンではなくてワイバーンであれば、全然イメージは壊れていないことになる。ドラゴンは先ほどのコメントにあるように知的な存在で、人語を解すことも多い。それに対して、ワイバーンは凶暴、残忍な存在でまさに映像の中の姿と一致する。

この解釈で、唯一かつ重大な不一致はワイバーンは火を吹かないということである。残念。

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