2009-12-15 [長年日記]
Windows7導入
Home Premiumのバージョンアップ版。パッケージ内に64bit版、32bit版両方のDVD-ROMが入っている。
現在のOSがvista 32bitなので新規インストールになる。もともとNTFSなのでHDDをフォーマットする必要はなく、既存のデータは特定のフォルダに待避されるのだけど、容量もきびしいので必要なデータだけ外部ストレージに移してHDDをフォーマットしてからインストールすることに。
音楽と写真のデータ、合計10GB強をフォルダごとコピーして、DVD Bootをかけて、適当にインストール。タイムゾーンの選択やらネットワークの設定やらをしたくらいで素直に入った。
その後、データを書き戻し、ドライバや通常使うアプリをインストールしてとりあえず完了。あとはぼちぼちやる予定。
手動で入れたドライバは、
- タッチパッド
- サウンドボード
- グラフィックボード
の三つ。上の二つはdellのサイトから、グラフィックボードはnVidiaからリファレンスドライバをダウンロードした。
Holux M-241で写真にGPS情報を埋め込む
現状で一番簡単な方法のまとめ。他のロガーでもGPXが出力できれば*1途中から方法は同じ。
ドライバを入れる
M-241をUSBケーブルで接続し、仮想シリアルポートとして認識するためのもの。 http://www.gpsdgps.com/product/pr_holux_m-241_05.htm のUSB data cable driverから入手可能。
M-241をUSBで接続し、デバイスマネージャでポートにSilicon Labs CP210x USB to UART Bridgeというのが増えていればOK。このとき表示されるCOMポートの番号をメモっておくとよい。
ログデータの取り込み
添付のCD-ROMに収録されているHoluxUtilityでもいいのだけど、UIがしょっぱいのでGPSBabelがおすすめ。 http://www.gpsbabel.org/download.html からダウンロード可能。Windows版1.3.6からM-241の直接取り込みに対応している。
GPSBabelの設定は以下の通り。
- Inputの[Device]のチェックを有効にし、FormatでHolux M-241(MTK based) downloadを選択。
- Portを先ほどデバイスマネージャで確認したポート番号とする。
- OutputをGPX XML(.gpx)とし、Fileで任意の場所を選択*2。
- What?でTracksを選択する(それ以外の選択は関係なし)。
これで、let's goを選択すると任意の場所にGPXファイルが出力される。
ExifにGPSの情報を埋め込む
カシミール3Dでもいいんだけど、UIがしょっぱいので以下略。Jpeg GPX Mergerがいい感触。 http://mkozo.agentier.com/gpx-merger/ からダウンロードできる。実行するにはJava runtimeを導入する必要がある。
Jpeg GPX Mergerを起動し、GPXファイルの指定、画像フォルダの設定を行って、マージ開始を選択すればOK。Nikon P6000はGPS OFF状態でもExifのGPS IFDのタグが存在し、GPS情報があると判定されるため、そのままではGPS情報が更新されない。この場合は、設定からGPS情報を上書きするのチェックボックスをチェックすればいい。
Jpeg GPX Mergerでは、設定にある同一時刻とみなす範囲にある一番時刻の近い?トラック情報の値が位置情報として使われ、その時間の範囲内にない静止画には位置情報がつかない。カシミール3Dは補間処理によりとにかく位置情報を決定しようとするので、複数のログを一つのGPXファイルにまとめた場合はとんでもない位置になることがある。これを念頭において好きな方を使用すればよいと思う。
あと、Jpeg GPX Mergerでは自動的にバックアップファイルを作成するので適宜削除するべし。
位置情報の修正
これは現時点では決定的な方法がないのだけど一応。
Picasaで任意の画像を選択し、[Tool]-[ジオタグ]-[Google Earthでジオタグをつける...]を選択するとGoogle Earthが起動し、地図の移動と決定で位置情報を埋め込むことは可能。
この方法が決定的でないのは、GPSMapDatumのタグが付加されない(もともとあったばあい消失する)ため。Exif2.2 FinalDraftによると、「このタグの記録を強く推奨」とあるし、アプリによってはこのタグが存在しないことによる弊害があるかもしれない。