2003-04-07 [長年日記]

こんな益体も何もないような記録であっても、本人にとってはほんのたまには役に立つこともある。例えばそれは、自分の物品購入遍歴だったり、行動記録だったり、読書録だったりするわけだが、本当にありがたいというか書いておいてよかったと思うのは、そのときに自分が何を考えていたのか、それを思い出させてくれることだったりする。もちろん、心情的なものを直接的に表現していることは少ないのだけど、その文章を読みさえすればそれに誘引されて色々と思い出すことはできる。

では、ウェブで公開することに理由があるかというと、上記のようなことが目的であればそれは理由にはならない。電子的に残すにしても、ローカルに保存しておけばいいだけの話である。何故そうしないかというと、やはり自己顕示欲とかそういった類のものなのだろうか。とも思う。

では、今まさにどこにでもあるような一般論を重ねてまでこの文章を書いている目的は何かというと、私以外の誰かに役立つことは、多分においてありませんよということが言いたいだけだ。